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琉球楽器・胡弓(クーチョー)胴製作

 胡弓は「こきゅう」と読みますが、沖縄方言で「クーチョー」と読みます。

中国の二胡(にこ)にも似ている弓でひく楽器です。

その胡弓の胴の部分を島材で作ってほしいとのオーダーが入り、サンプルを製作させて頂きました。

これが胡弓です。



棹を外した胴の部分がこちら。

今回はこの胴の部分の製作依頼です。

意外にも簡単そうな形に見えますが、お茶碗を作る専門の工場ではないので、お茶碗型の製作は難易度が高いです。

まずは3D図面からの作成。



これを5軸で加工できるCNCで制作できるように加工データを作ってから、サンプルを作っていきます。


部材を固定する治具をどのようにするのか考えるのが一番重要で、治具が駄目だと部材の吸着が上手くいかずに部材が飛んでしまったり、機械を破損させたりしてしまいます。




試行錯誤で、今回は少し製作に時間がかかってしまいましたが、無事にヒバ材を使用したサンプルが出来上がり、ホッとしました。



これからお客様と調整を行い、島材を使用した本番加工へと進みます。

(ニッシー)

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